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オール沖縄!カンファレンス|レジデントの対応と指導医の考えVer.2.0・49
その発熱、ただのウイルス感染…?
著者: 上原裕子1 橋本頼和1 仲里信彦1 徳田安春2
所属機関: 1沖縄県立南部医療センター・こども医療センター総合内科 2臨床研修病院群プロジェクト群星沖縄センター
ページ範囲:P.109 - P.114
文献購入ページに移動患者:40代、男性。
主訴:発熱、嘔吐、倦怠感。
現病歴:入院1カ月前から時折微熱があり、数時間で消失する瘙痒感を伴う、顔面、体幹、四肢の紅斑を自覚。ただし、発熱時に出現するわけではなかった。1週間前から度々38℃弱の発熱があり、3日前の夜間から40℃の発熱と悪寒、咽頭痛、1日数回の嘔吐、下痢が出現した。その後に悪寒戦慄の症状が出現、さらに嘔吐がひどくなり食事が摂れず、当院救急外来を受診した。この間、咳嗽や鼻汁なし、腹痛なし、寝汗なし、明らかな体重減少も見られなかった。
既往歴:なし。
常用薬:なし。サプリメントの服用もなし。
生活歴:喫煙は5本/日×7年、26歳で禁煙。機会飲酒。最近の海外渡航歴なし。外食や生肉・生卵等の摂取なし。不特定多数の性交歴なし。ペットやその他の動物との接触なし。
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