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特集 医師の働き方改革—システムとマインドセットを変えよう! 【360度 働き方改革】緊急に取り組むべき項目—どう対応する?
❼女性医師の働き方
著者: 片岡仁美1
所属機関: 1岡山大学病院 総合内科・総合診療科/ダイバーシティ推進センター
ページ範囲:P.1249 - P.1252
文献購入ページに移動女性医師の現状
女性医師数は、平成30(2018)年で7万1,758人(21.9%)であり、近年の新規医師免許取得者の3割は女性である1)。女性医師の人数は増加し続けているが、女性医師の年齢構成は男性医師と異なり、全体のうち20〜30代が47%を占めている1)。このことには、近年急速に女性医師の人数が増えてきた、という要素と、女性医師の就労率が低下する年代がある、という要素の両方が関与しているだろう。
女性医師数は、平成30(2018)年で7万1,758人(21.9%)であり、近年の新規医師免許取得者の3割は女性である1)。女性医師の人数は増加し続けているが、女性医師の年齢構成は男性医師と異なり、全体のうち20〜30代が47%を占めている1)。このことには、近年急速に女性医師の人数が増えてきた、という要素と、女性医師の就労率が低下する年代がある、という要素の両方が関与しているだろう。
参考文献
1)厚生労働省:平成30年(2018年)医師・歯科医師・薬剤師調査の概況.Microsoft Word-01_H30統計の概要 https://www.mhlw.go.jp
2)片岡仁美:女性医師のキャリア支援—H19文部科学省社会的ニーズに対応した質の高い医療人養成推進プログラム(医療人GP)選定「女性を生かすキャリア支援計画」の活動報告と今後.岡山医学会雑誌121(1):35-40, 2009.
3)片岡仁美,他:女性医師のライフイベントを考慮したキャリア支援—岡山大学アンケート調査.医学教育47(2):111-123, 2016.
4)渡邉真由,他:キャリア支援制度利用者と勤務するスタッフおよび同僚の制度に対する意識変化についての検討.医学教育50(suppl) : 103, 2019.
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