文献詳細
文献概要
55歳からの家庭医療 Season 2|明日から地域で働く技術とエビデンス・40【最終回】
55歳からの家庭医療—Fifty Five Way to Family Medicine
著者: 藤沼康樹1
所属機関: 1医療福祉生協連 家庭医療学開発センター
ページ範囲:P.1290 - P.1294
文献購入ページに移動 医師は、いったい何歳まで働けるのか? 仕事をリタイアするのは、どんな時なのか? 記憶力や判断力が低下した時? 体力の低下を自覚した時? それとも、仕事自体に飽きてしまった時?
単純に年齢で区切ってしまうことに関しては、歴史的には比較的最近発明された「定年」という制度がある。しかし医師の場合、たとえ勤務医であっても、定年という概念は案外曖昧である。少なくとも、ある年齢で仕事を辞めるというコンセプトは、「エイジズム(agism)」とみなされるようになっており、もはや非現実的である。
単純に年齢で区切ってしまうことに関しては、歴史的には比較的最近発明された「定年」という制度がある。しかし医師の場合、たとえ勤務医であっても、定年という概念は案外曖昧である。少なくとも、ある年齢で仕事を辞めるというコンセプトは、「エイジズム(agism)」とみなされるようになっており、もはや非現実的である。
参考文献
1)藤沼康樹:「病い」へのアプローチ1—Clinical Method in Family Medicine:FIFE.総合診療 28(2) : 288-293, 2018.
2)藤沼康樹:卓越したジェネラリスト診療—Complex/Chaotic Cases. 総合診療 29(7) : 883-886, 2019.
掲載誌情報