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文献詳細

雑誌文献

総合診療31巻12号

2021年12月発行

文献概要

特集 “血が出た!”ときのリアル・アプローチ—そんな判断しちゃダメよ! 【第1章】外来で頻度の高い出血性病変

❼眼の出血

著者: 徳毛花菜1

所属機関: 1広島大学大学院医系科学研究科視覚病態学講座[眼科学]

ページ範囲:P.1492 - P.1494

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結膜下出血は、視力低下はないが、見た目が真っ赤で派手なため、患者は心配して医療機関を受診する。結膜下出血であれば緊急性はないが、その他の緊急性のある出血なのかどうかの鑑別が重要である。眼科領域は専門性が高いため、最終的には患者に眼科の受診を勧める必要がある。

参考文献

1)Tarlan B, et al : Subconjunctival hemorrhage ; risk factors and potential indicators. Clin Ophthalmol 7 : 1163-1170, 2013. PMID 23843690 〈結膜下出血の一般的な情報が書かれている〉
2)Mimura T, et al : Recent causes of subconjunctival hemorrhage. Ophthalmologica 224(3) : 133-137, 2010. PMID 19738393 〈最近の結膜下出血の原因が述べられている〉
3)山本康明:結膜下出血.あたらしい眼科 28(11) : 1533-1537, 2011. 〈結膜下出血の原因にドライアイや結膜弛緩症が関わっており、ドライアイの点眼治療が結膜下出血の治療の1つになることが述べられている〉

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:2188-806X

印刷版ISSN:2188-8051

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