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特集 “血が出た!”ときのリアル・アプローチ—そんな判断しちゃダメよ! 【第3章】予防に勝る治療なし
❸過多月経予防
著者: 柴田綾子1
所属機関: 1淀川キリスト教病院 産婦人科
ページ範囲:P.1531 - P.1533
文献購入ページに移動日本人女性は貧血が多く、30歳台の女性の6人に1人(18%)が貧血である(国民健康・栄養調査報告、2019年)。女性では過多月経による鉄欠乏性貧血の頻度が高いため、貧血をみたら必ず月経について詳しく問診する。本稿では救急室で行う貧血治療と過多月経予防について解説する。
参考文献
1)厚生労働省:日本人の食事摂取基準,2020年版. https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/eiyou/syokuji_kijyun.html
2)日本鉄バイオサイエンス学会治療指針作成委員会(編):錠剤の適正使用による貧血治療指針,改訂第2版.響文社,2009. https://jbis.bio/all/pdf/tetu-ketubou.pdf
3)Bryant-Smith AC, et al : Antifibrinolytics for heavy menstrual bleeding. Cochrane Database Syst Rev 4(4) : CD000249, 2018. PMID 29656433
4)NICE guideline [NG88] : Heavy menstrual bleeding ; assessment and management. 2018. https://www.nice.org.uk/guidance/ng88
5)日本産科婦人科学会,他(編・監):産婦人科.診療ガイドライン—婦人科外来編2020.日本産科婦人科学会事務局,2020.
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