icon fsr

文献詳細

雑誌文献

総合診療31巻3号

2021年03月発行

文献概要

特集 ライフステージでみる女性診療at a glance!—よくあるプロブレムを網羅しピンポイントで答えます。 【Ⅰ章】さまざまな角度からみる女性診療

「産婦人科医」からみる女性診療

著者: 小宮ひろみ1

所属機関: 1福島県立医科大学附属病院 性差医療センター

ページ範囲:P.288 - P.289

文献購入ページに移動
Q1 産婦人科医が「総合診療医」「内科医」に求めることは?
 女性患者さんを診察する際には、「エストロゲン」の分泌状態を意識してください。各ライフステージにおける性ホルモン、特にエストロゲンの変動と作用効果が、生殖器だけでなく「生殖器以外」の臓器にも影響することを理解してほしいと思います。
 女性診療では、各ライフステージの特徴を理解し、その時点だけでなく将来を見据えた医療を行うことが重要です(p.282)。内科・産婦人科の連携により、早期にリスクを発見し、適切に対処していきましょう。

参考文献

1)水沼英樹:基礎から学ぶ女性医学.診断と治療社,pp.4-11, 2020. 〈女性の各ライフステージにおけるQOL維持・向上のための予防医学的医療(女性医学)の意義が概説されている〉
2)三潴忠道:はじめての漢方診療ノート.医学書院,pp.8-12, 2007. 〈漢方の基礎が記載されている〉
3)城田京子,他:不定愁訴に対する漢方薬の有効性に関する検討.産婦人科漢方研究のあゆみ(31):60-64, 2014. 〈不定愁訴と更年期症状に対して使用された漢方薬の種類と有効性が検討されている〉

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:2188-806X

印刷版ISSN:2188-8051

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?