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特集 ライフステージでみる女性診療at a glance!—よくあるプロブレムを網羅しピンポイントで答えます。 【Ⅱ章】ライフステージ別 よくあるプロブレム ▼更年期前(40代)
コラム|子宮頸がん・乳がん検診
著者: 中山明子1
所属機関: 1大津ファミリークリニック
ページ範囲:P.323 - P.324
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職場健診で中性脂肪が高値で受診した一例
患者:45歳、女性。営業職。
現病歴:1カ月前の職場健診で中性脂肪が189mg/dLであり、二次検診のため来院した。LDL 103mg/dL、HDL 42mg/dLで、他の動脈硬化リスクもなさそうだったので経過観察とした。
帰り際に、「オプションで子宮頸がんと乳がん検診があったんですが、受けたほうがよかったのでしょうか?」と聞かれた。子宮頸がん検診は9年前の妊娠時以来受けておらず、乳がん検診は今まで一度も受けていないとのこと。どちらの検診も受けたほうがよく、職場健診でも市民健診でも、どちらで受けてもよいとお伝えした。
職場健診で中性脂肪が高値で受診した一例
患者:45歳、女性。営業職。
現病歴:1カ月前の職場健診で中性脂肪が189mg/dLであり、二次検診のため来院した。LDL 103mg/dL、HDL 42mg/dLで、他の動脈硬化リスクもなさそうだったので経過観察とした。
帰り際に、「オプションで子宮頸がんと乳がん検診があったんですが、受けたほうがよかったのでしょうか?」と聞かれた。子宮頸がん検診は9年前の妊娠時以来受けておらず、乳がん検診は今まで一度も受けていないとのこと。どちらの検診も受けたほうがよく、職場健診でも市民健診でも、どちらで受けてもよいとお伝えした。
参考文献
1)Organisation for Economic Co-operation and Development:Screening, survival and mortality for cervical cancer. OECD Health at a glance 2015. OECD Indicators. p151, OECD Publishing, Paris, 2015. http://dx.doi.org/10.1787/health_glance-2015-53-en
2)Organisation for Economic Co-operation and Derelopment : Screening, survival and mortality for breast cancer. OECD Health at a glance 2017 ; OECD Indicators. p123, OECD Publishing, Paris, 2017. https://doi.org/10.1787/health_glance-2017-40-en
3)国立がん研究センターがん情報サービス:がん登録・統計.がんに関する統計データのダウンロード,2020. https://ganjoho.jp/reg_stat/statistics/dl/index.html
4)国立がん研究センター 社会と健康研究センター:有効性評価に基づく子宮頸がん検診ガイドライン2019年度版.2020. http://canscreen.ncc.go.jp/guideline/shikyukeigan.html
5)U.S.Preventive Services Task Force : Final Recommendation Statement Cervical Cancer;Screening. 2018. https://www.uspreventiveservicestaskforce.org/uspstf/recommendation/cervical-cancer-screening
6)国立がん研究センター がん予防・検診研究センター:有効性評価に基づく乳がん検診ガイドライン2013年度版.2014. http://canscreen.ncc.go.jp/guideline/nyugan.html
7)U.S.Preventive Services Task Force : Breast Cancer ; Screening with Mammography. 2016. https://www.uspreventiveservicestaskforce.org/webview/#!/recommendation/294
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