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文献詳細

雑誌文献

総合診療31巻3号

2021年03月発行

文献概要

特集 ライフステージでみる女性診療at a glance!—よくあるプロブレムを網羅しピンポイントで答えます。 【Ⅱ章】ライフステージ別 よくあるプロブレム ▼更年期(50代)

コラム|線維筋痛症

著者: 臼井千恵1

所属機関: 1順天堂大学附属練馬病院 メンタルクリニック科

ページ範囲:P.332 - P.333

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Q1 「疼痛コントロール」に難渋することが多いのですが、どのように治療を組み立てるべきでしょうか?
 線維筋痛症(fibromyalgia : FM)の痛みは、客観的診断法がないため、病気として扱われず、多くの患者は医療への不信や不満を抱えている。痛みを否定せず傾聴し、生活史および病歴を聴取して現症をとらえる必要がある。今後改善しない可能性や、痛み以外の症状に対する治療の必要性を説明し、同意を得て治療を開始する。筆者の経験上、早期に治療を開始した症例は改善が早い傾向を認める。

参考文献

1)Goldenberg DL : Fibromyalgia syndrome ; an emerging but controversial condition. JAMA 311(15) : 1570, 2014. PMID 24737378
2)Hadlandsmyth K, et al : Somatic symptom presentations in women with fibromyalgia are differentially associated with elevated depression and anxiety. J Health Psychol 25(6) : 819-829, 2020. PMID 29076404

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:2188-806X

印刷版ISSN:2188-8051

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