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文献詳細

雑誌文献

総合診療31巻3号

2021年03月発行

文献概要

投稿 GM Clinical Pictures

動かぬ証拠

著者: 日吉哲也1 岡崎裕子1 瀬知裕介1 鍋島茂樹1

所属機関: 1福岡大学病院 総合診療部

ページ範囲:P.371 - P.372

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CASE
患者:90歳、男性。
主訴:発熱、左上肢が動かせない。
現病歴:半年前にcrowned dens症候群で入院歴あり。今回は市中肺炎で入院となった。抗菌薬治療で全身状態は改善し、入院7日目に抗菌薬を中止した。しかし、その日の夜から再度37.8℃の発熱があり、左上肢を動かせなくなったため、看護師から相談があった。
身体所見:左上肢が動かないように右手で左上肢を押さえている。診察のために左上肢を他動的に動かそうとすると、痛みで苦悶様顔貌となる。左肩の圧痛あり。
血液検査:WBC 7,100/μL(Neut 70.4%、Lym 18.5%)、CRP 11.76mg/dL。
画像所見:胸部単純CT(図1)。

参考文献

1)Hakozaki M, et al:Pseudogout of the acromioclavicular joint ; report of the two cases and review of the literature. Mod Rheumatol 21(4) : 440-443, 2011. PMID 21298395

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:2188-806X

印刷版ISSN:2188-8051

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