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文献概要
What's your diagnosis?[220]
あったらいいが、なくてもいい
著者: 西久保雅司1 金森真紀2
所属機関: 1神戸市立医療センター中央市民病院 血液内科 2神戸市立医療センター中央市民病院 総合内科
ページ範囲:P.410 - P.414
文献購入ページに移動患者:71歳、男性
主訴:発熱、皮疹、関節痛
現病歴:2カ月前から発熱、両手・膝・足関節の腫脹と両側下腿の痛みが出現した。2週間前から頸部〜前胸部に皮疹が出現し(図1)、精査目的で入院となった。
ROS陽性:体重減少(-10kg/7カ月)
ROS陰性:悪寒戦慄、盗汗、腰痛、手指の硬化・腫脹、筋力低下
曝露歴:海外渡航・ハイリスクな性交渉・小児との接触歴なし、新規薬剤なし
既往歴:7カ月前:肺癌術後(低分化腺癌、扁平上皮癌)、2カ月前:早期食道癌ESD(内視鏡的粘膜下層剝離術)切除、肺結核(20歳頃)、心房細動
内服薬:エドキサバン30mg、エソメプラゾール10mg、市販の医薬品・サプリメントなし
生活歴:喫煙は1年前まで20本/日×50年、飲酒は1年前まで日本酒2〜4合/日
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