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投稿 GM Clinical Pictures
視れば忘れない耳寄りな情報
著者: 日吉哲也1 鍋島茂樹1
所属機関: 1福岡大学病院 総合診療部
ページ範囲:P.641 - P.642
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患者:46歳、女性。
主訴:両耳の疼痛、両眼の充血。
既往:45歳;左膝関節炎。
内服薬:なし。
現病歴:43歳になってから数カ月おきの頻度で両眼球が充血していたが、眼の痛みや視力低下などの随伴症状はなく、5日前後で自然に良くなるので様子を見ていた。1年前から眼球の充血と同時に両耳介の発赤と痛みを感じるようになったため、半年前に近医を受診し、シャンプーによる接触性皮膚炎と診断された。その後も数カ月おきに5日前後持続する眼および耳介の症状を繰り返し、症状の原因がはっきりしないため総合診療部を受診した。身体所見では両眼球の充血と両耳介の発赤を認めた。右耳介の写真(図1)と右眼の写真(図2)を示す。
患者:46歳、女性。
主訴:両耳の疼痛、両眼の充血。
既往:45歳;左膝関節炎。
内服薬:なし。
現病歴:43歳になってから数カ月おきの頻度で両眼球が充血していたが、眼の痛みや視力低下などの随伴症状はなく、5日前後で自然に良くなるので様子を見ていた。1年前から眼球の充血と同時に両耳介の発赤と痛みを感じるようになったため、半年前に近医を受診し、シャンプーによる接触性皮膚炎と診断された。その後も数カ月おきに5日前後持続する眼および耳介の症状を繰り返し、症状の原因がはっきりしないため総合診療部を受診した。身体所見では両眼球の充血と両耳介の発赤を認めた。右耳介の写真(図1)と右眼の写真(図2)を示す。
参考文献
1)Jaksch-Wartenhorst R : Polychondropathia. Wien Arch Inn Med 6 : 93-100, 1923.
2)Pearson CM, et al : Relapsing polychondritis. N Engl J Med 263 : 51-58, 1960. PMID 14431246
3)難病情報センター:再発性多発軟骨炎(指定難病55) https://www.nanbyou.or.jp/entry/3856(2021年2月18日閲覧)
4)岡 寛:再発性多発軟骨炎の全国疫学調査.リウマチ科44 : 381-383, 2010.
5)McAdam LP, et al : Relapsing polychondritis ; prospective study of 23 patients and a review of the literature. Medicine(Baltimore) 55(3) : 193-215, 1976. PMID 775252
6)Damiani JM, et al : Relapsing polychondritis ; report of ten cases. Laryngoscope 89(6 Pt 1) : 929-946, 1979. PMID 449538
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