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頸が腫れて痛い! エコーを当てると?
著者: 伊豆倉遥1 上松東宏2
所属機関: 1安房地域医療センター総合診療科 2豊田地域医療センター総合診療科
ページ範囲:P.643 - P.644
文献購入ページに移動患者:39歳、女性。主訴:首が腫れて痛い。
既往歴:関節リウマチ。 内服歴:メトトレキサート6mg/週、葉酸5mg/日。
現病歴:来院前日より嚥下時痛あり。来院当日の朝に左頸部の自発痛および腫脹を自覚し受診。
発熱や咳嗽はなし。
身体所見:体温36.7℃、血圧101/60mmHg、脈拍数70回/分・整、SpO2 98%(室内気)。
左前頸部は発赤なく腫脹あり。同部位に弾性のある腫瘤を触知し、圧痛あり。頸部リンパ節腫脹なし。
検査所見:WBC 9,000/μL、CRP 0.0mg/dL、TSH 0.94μIU/mL、FT3 2.50pg/mL、FT4 0.88ng/mL。
エコー所見(図1):甲状腺左葉内部に26mm×23mmの境界明瞭な円形腫瘤あり。内部はほぼ均一な低エコー域で、背側に点状〜結節・線状高エコー域あり。後方エコー増強。血流信号増強なし。
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