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#総合診療
#書評:みんなの研究倫理入門—臨床研究になぜこんな面倒な手続きが必要なのか
著者: 森下典子1
所属機関: 1国立病院機構本部総合研究センター治験研究部治験推進室
ページ範囲:P.655 - P.655
文献購入ページに移動 臨床研究は、より良い治療法を開発するために欠くことができないプロセスであり、どうしても患者さんの協力を必要とするからこそ、研究を実施する際には倫理的配慮が求められます。しかし、研究者のなかには、「どうしてこんなに面倒な手続きが必要なんだろう?」と考える人もいるでしょうし、一方、倫理審査委員会事務局(以下、事務局)では「この研究って、まるで日常診療のなかで実施するみたいに書いてあるし、良い面ばかり強調しているけど、患者さんを参加させても大丈夫なのかな?」などと、もやもやすることもよくあることです。
そんな時、自信をもってお薦めしたいのが本書です。本書は、臨床研究に携わる人なら誰もが迷い込みやすい、❶研究と診療の区別、❷インフォームド・コンセント、❸リスク・ベネフィット評価、❹研究対象者の公正な選択の4つのトピックスから構成されており、日常業務のなかで研究倫理が問題となる「ある、ある」とうなずくエピソードが満載です。3人の魅力的なキャラクターの会話を通して、私たちを正しい方向に導いてくれたり、道に迷わないようにするための術(考え方)を教えてくれたりしています。
そんな時、自信をもってお薦めしたいのが本書です。本書は、臨床研究に携わる人なら誰もが迷い込みやすい、❶研究と診療の区別、❷インフォームド・コンセント、❸リスク・ベネフィット評価、❹研究対象者の公正な選択の4つのトピックスから構成されており、日常業務のなかで研究倫理が問題となる「ある、ある」とうなずくエピソードが満載です。3人の魅力的なキャラクターの会話を通して、私たちを正しい方向に導いてくれたり、道に迷わないようにするための術(考え方)を教えてくれたりしています。
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