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文献詳細

雑誌文献

総合診療31巻6号

2021年06月発行

文献概要

特集 この診断で決まり!High Yieldな症候たち—見逃すな!キラリと光るその病歴&所見 【CASE】

⑧ 歩くと楽になる呼吸困難?

著者: 鵜木友都1

所属機関: 1飯塚病院 総合診療科

ページ範囲:P.709 - P.709

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患者:50歳、女性。
3カ月前頃から階段を昇る時や椅子から立ち上がる際に疲れやすく、手すりや腕の力を要するようになった。時々息苦しい感じがすることもあった。いずれの症状も少し歩くと改善していたため、そこまで気にしていなかった。ただ、3カ月も症状が続いていること、少しずつ程度が強くなってきていることが心配になり、あなたの外来を受診した。

参考文献

1)American Psychiatric Association : Diagnostic and statistical manual of mental disorders, 5th ed. p21. Am Psychiatric Association, Washington, D.C, 2013.〈精神疾患診断のバイブル〉
2)齋藤紀先:慢性咳嗽と慢性呼吸苦に対する心身医学的アプローチ.心身医学58(1) : 37-43, 2018.〈慢性呼吸苦に対してBPSモデルでのアプローチを推奨している〉
3)Kesner VG, et al:Lambert-Eaton myasthenic syndrome. Neurol Clin 36(2) : 379-394, 2018. PMID 29655456〈LEMSに関するレビュー〉
4)Laroche CM, et al:Respiratory muscle weakness in the Lambert-Eaton myasthenic syndrome. Thorax 44(11) : 913-918, 1989. PMID 2595631 〈LEMSで呼吸筋障害を来した患者6名のレビュー〉

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:2188-806X

印刷版ISSN:2188-8051

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