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特集 この診断で決まり!High Yieldな症候たち—見逃すな!キラリと光るその病歴&所見 【CASE】
⑬ 蚊に刺されるととっても腫れる
著者: 三枝万紗1
所属機関: 1洛和会丸太町病院 救急・総合診療科
ページ範囲:P.717 - P.718
文献購入ページに移動患者:1年前に伝染性単核球症の既往がある19歳、男性。
その後から蚊に刺されると局所の腫脹、水疱・潰瘍形成がみられるようになり、発熱を伴うこともあった。繰り返す発熱、頸部のしこりを主訴に近医を受診し、肝機能障害を指摘されて紹介受診した。
その後から蚊に刺されると局所の腫脹、水疱・潰瘍形成がみられるようになり、発熱を伴うこともあった。繰り返す発熱、頸部のしこりを主訴に近医を受診し、肝機能障害を指摘されて紹介受診した。
参考文献
1)Rickinson AB : Chronic, symptomatic Epstein-Barr virus infections. Immunol Today 7(1) : 13-14, 1986. PMID 25291418 〈CAEBV最初の報告〉
2)Swerdlow SH(ed), et al : WHO Classification of Tumours of Haematopoietic and Lymphoid Tissues. 4ed, pp355-363. World Health Organization, Geneva, 2017. 〈2016年 WHO造血器腫瘍分類。CAEBVが初めて造血器腫瘍として明記された〉
3)日本小児感染症学会(監):慢性活動性EBウイルス感染症とその類縁疾患の診療ガイドライン2016. pp.8-10,診断と治療社,2016. https://jspho.jp/syoni_login/pdf/20160721_CAEBV_guideline.pdf(2021年4月8日閲覧) 〈日本の最新のガイドライン〉
4)Bollard CM, et al : How I treat T-cell chronic active Epstein-Barr virus disease. Blood 131(26) : 2899-2905, 2018. PMID 29712633〈Bloodのレビュー “How I treat”シリーズのCAEBVの回〉
5)Yoshioka K, et al : A case of chronic active Epstein-Barr virus infection mimicking adult-onset Still's disease. Mod Rheumatol 23(1) : 162-166, 2013. PMID 22370999 〈AOSDとの鑑別が問題となった症例〉
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