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文献詳細

雑誌文献

総合診療31巻6号

2021年06月発行

文献概要

特集 この診断で決まり!High Yieldな症候たち—見逃すな!キラリと光るその病歴&所見 【CASE】

⑭ ミカン食べてないのに皮膚が黄色い

著者: 勝倉真一1

所属機関: 1獨協医科大学病院 総合診療科

ページ範囲:P.719 - P.719

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患者:50歳台、女性。
友人から「顔や手足が黄色くなってきた」と指摘され、病院を受診した。特記すべき既往歴はなし。2カ月前から寒気や全身倦怠感を感じており、下腿浮腫や体重の増加もある。緑黄色野菜や柑橘類の大量摂取はなく、1週間前に施行した健康診断の血液検査ではビリルビンの上昇はなかった。

参考文献

1)清水宏:新しい皮膚科学,第3版.中山書店,2018.〈柑皮症についてカラー写真と要所を押さえた解説がされている〉
2)Lascari AD:Carotenemia ; a review. Clin Pediatr (Phila) 20(1):25-29, 1981. PMID 7449242 〈高カロテン血症、柑皮症のレビュー〉

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:2188-806X

印刷版ISSN:2188-8051

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