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文献詳細

雑誌文献

総合診療31巻6号

2021年06月発行

文献概要

特集 この診断で決まり!High Yieldな症候たち—見逃すな!キラリと光るその病歴&所見 【CASE】

⑰ 動き始めに自分の意思に反して手足が動く

著者: 國友耕太郎1

所属機関: 1国立病院機構熊本医療センター 総合診療科

ページ範囲:P.722 - P.722

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患者:18歳、男性。
椅子から立ち上がる時や走り出そうとする時に、手足が捻じれるような動きを自覚し、病院を受診した。症状は数十秒続き、発作時のことは覚えている。他院で頭部MRI検査や脳波検査を行ったが異常はないと言われた。大学受験に向けて勉強しているが、成績が伸び悩んでいて眠れない時もある。

参考文献

1)瓦井俊孝,他:ジストニア遺伝子とその機能解明.臨床神経学53(6) : 419-425, 2013.〈PED、PNKDの日本語訳を参照〉
2)Bruno MK, et al : Clinical evaluation of idiopathic paroxysmal kinesigenic dyskinesia ; new diagnostic criteria. Neurology 63(12) : 2280-2287, 2004. PMID 15623687〈発作性運動起源性ジスキネジアの総論が書かれている〉
3)梶 龍兒:不随意運動の診かた.臨床神経生理学43(4) : 122-141, 2015. 〈日本語で不随意運動についてわかりやすくまとまっている〉
4)Silveira-Moriyama L, et al : Phenotypes, genotypes, and the management of paroxysmal movement disorders. Dev Med Child Neurol 60(6) : 559-565, 2018. PMID 29600549 〈発作性の運動障害についてのレビュー〉

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:2188-806X

印刷版ISSN:2188-8051

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