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文献詳細

雑誌文献

総合診療31巻6号

2021年06月発行

文献概要

特集 この診断で決まり!High Yieldな症候たち—見逃すな!キラリと光るその病歴&所見 【CASE】

⑱ 頭痛を伴う“アナフィラキシー”

著者: 水谷肇1

所属機関: 1大阪医科薬科大学附属病院 総合診療科

ページ範囲:P.723 - P.723

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患者:14歳、女性。
放課後に授業を受けていると頭痛を感じた。顔が紅潮し、じんましんが出て、呼吸も苦しくなってきた。担任の先生にアレルギーはないかと聞かれたが、もともとアレルギーだと言われたことはなく、給食の内容も今まで食したことのある献立ばかりだった。他にも同様の症状で救急搬送された生徒がいたようである。給食はイワシのつみれ汁だった。

参考文献

1)Russell FE, et al : Scombroid poisoning ; mini-review with case histories. Toxicon 24(10) : 967-973, 1986. PMID 3824404
2)Lieberman, et al : The diagnosis and management of anaphylaxis ; an updated practice parameter. J Allergy Clin Immunol 115(3 Suppl 2); S483-S523, 2005. PMID 15753926
3)Taylor SL, et al : Histamine poisoning(scombroid fish poisoning) ; an allergy-like intoxication. J Toxicol Clin Toxicol 27(4-5), 1989. PMID 2689658
4)消費者庁ホームページ:ヒスタミン食中毒 https://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_safety/food_safety/food_safety_portal/topics/topics_003/(2021年3月10日閲覧)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:2188-806X

印刷版ISSN:2188-8051

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