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特集 この診断で決まり!High Yieldな症候たち—見逃すな!キラリと光るその病歴&所見 【CASE】
㉓ 問診中に家族に助けを求める
著者: 森川暢1
所属機関: 1市立奈良病院 総合診療科
ページ範囲:P.728 - P.728
文献購入ページに移動患者:70歳台、女性。
糖尿病で診療所に通院している。ある日「物忘れが増えた」という主訴で夫と来院した。Mini-Mental State Examination (MMSE)を施行したところ、質問に対して頻回に夫のほうを振り返る様子を認めた。MMSEは18点であった。認知症の専門病院に診療情報を記載して紹介したところ、Alzheimer型認知症の診断がついた。専門病院には夫がいつも一緒に同行しているとのことであった。
糖尿病で診療所に通院している。ある日「物忘れが増えた」という主訴で夫と来院した。Mini-Mental State Examination (MMSE)を施行したところ、質問に対して頻回に夫のほうを振り返る様子を認めた。MMSEは18点であった。認知症の専門病院に診療情報を記載して紹介したところ、Alzheimer型認知症の診断がついた。専門病院には夫がいつも一緒に同行しているとのことであった。
参考文献
1)Fukui T, et al : Can the 'head-turning sign' be a clinical marker of Alzheimer's disease? Dement Geriatr Cogn Dis Extra 1(1) : 310-317, 2011. PMID 22203823
2)Larner AJ : 'Attended alone' sign ; validity and reliability for the exclusion of dementia. Age and Ageing 38(4) : 476-478, 2009. PMID 19474035
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