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特集 この診断で決まり!High Yieldな症候たち—見逃すな!キラリと光るその病歴&所見 【CASE】
㉜ 食欲が減少しない体重減少
著者: 森川暢1
所属機関: 1市立奈良病院 総合診療科
ページ範囲:P.738 - P.738
文献購入ページに移動患者:60歳台、男性。
糖尿病の治療歴があるが自己中断している。2カ月前から口渇、多飲多尿があり、同時期より下肢の灼熱感を認めた。食事量は低下していないにもかかわらず、2カ月で体重が10kg減少したため来院した。採血ではHbA1cが12.2%と著明に高値だったが、糖尿病治療とともに体重は徐々に改善した。
糖尿病の治療歴があるが自己中断している。2カ月前から口渇、多飲多尿があり、同時期より下肢の灼熱感を認めた。食事量は低下していないにもかかわらず、2カ月で体重が10kg減少したため来院した。採血ではHbA1cが12.2%と著明に高値だったが、糖尿病治療とともに体重は徐々に改善した。
参考文献
1)酒見英太(監),上田剛士(著):ジェネラリストのための内科診断リファレンス—エビデンスに基づく究極の診断学をめざして.医学書院,2014.
2)Smith TJ, et al : Graves' disease. N Engl J Med 375(16) : 1552-1565, 2016. PMID 27797318
3)Jackson CE, et al : Diabetic neuropathic cachexia ; report of a recurrent case. J Neurol Neurosurg Psychiatry 64(6) : 785-787, 1998. PMID 9647310
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