文献詳細
文献概要
特集 新時代の「在宅医療」—先進的プラクティスと最新テクノロジー 【各論Ⅱ】各地の先進的実践事例集
「誤嚥性肺炎・摂食嚥下障害」の多職種連携
著者: 大浦誠1
所属機関: 1南砺市民病院 内科
ページ範囲:P.846 - P.850
文献購入ページに移動Case
患者:80歳、男性
既存歴:Parkinson病
現病歴:ADLは杖歩行レベルで、同程度のADLの妻と2人暮らし。食事は、普段からたまにむせることがあったが、とろみをつけずに食べていた。たまに一過性に発熱することはあったが活気もあり、食事を1食スキップすると解熱し、今までどおり食べているようであった。入院するほどでもなく、外来治療が必要というほどでもないが、今後もっと悪くなることを心配している。近所の方から南砺市民病院に「外来嚥下評価パス」があることを教えてもらったと相談があった。
患者:80歳、男性
既存歴:Parkinson病
現病歴:ADLは杖歩行レベルで、同程度のADLの妻と2人暮らし。食事は、普段からたまにむせることがあったが、とろみをつけずに食べていた。たまに一過性に発熱することはあったが活気もあり、食事を1食スキップすると解熱し、今までどおり食べているようであった。入院するほどでもなく、外来治療が必要というほどでもないが、今後もっと悪くなることを心配している。近所の方から南砺市民病院に「外来嚥下評価パス」があることを教えてもらったと相談があった。
参考文献
1)大浦誠(編):終末期の肺炎.南山堂,p1,2020.
2)荒幡昌久,他:高齢者嚥下性肺炎に対する包括的診療チーム介入試験.日本老年医学会雑誌 48(1) : 63-70, 2011. https://www.jstage.jst.go.jp/article/geriatrics/48/1/48_1_63/_pdf/-char/ja
3)Arahata M, Oura M, et al : A comprehensive intervention following the clinical pathway of eating and swallowing disorder in the elderly with dementia ; historically controlled study. BMC Geriatr 17(1) : 146, 2017. PMID 28705163 https://bmcgeriatr.biomedcentral.com/articles/10.1186/s12877-017-0531-3
4)大浦誠:誤嚥性肺炎(後編)—バランスモデルの四則演算.連載「ケースで学ぶマルチモビディティ」第5回,医学界新聞 3383:4,医学書院,2020. https://www.igaku-shoin.co.jp/paper/archive/y2020/PA03383_03
5)Wakabayashi H : Assessment of swallowing function and muscle using ultrosonography in general and family medicine. J Gen Fam Med 21(2) : 1-2, 2020. PMID 32161693
6)白石吉彦:嚥下エコーの簡単な導入方法からマニアックな実践例について.大浦誠(編):終末期の肺炎,南山堂,p 134, 2021.
7)PLIMES株式会社:GOKURI. https://www.plimes.com/gokuri
掲載誌情報