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#総合診療
#書評:内科医の私と患者さんの物語—血液診療のサイエンスとアート
著者: 山中克郎1
所属機関: 1福島県立医大会津医療センター・総合内科学
ページ範囲:P.909 - P.909
文献購入ページに移動 最近注目されている能力の1に「ソフトスキル」がある。常識として必要であることがわかっているが、点数化することが難しいスキルのことである。コミュニケーション力やチームワーク、失敗から立ち直る力、批判的な思考、ユーモアのセンスが含まれる。経済が目まぐるしく変化する現代において、よい仕事をするためには必須のスキルと言われている。医療従事者にも必要なこれらのスキルを、どう磨けばよいか? それを本書から学ぶことができる。長く豊富な臨床経験があり、真摯に患者さん1人ひとりと向き合ってきた岡田定先生にしか書けない、患者さんと紡いだ心温まる物語集だ。
本書のサブタイトルは「血液診療のサイエンスとアート」である。世界中の多くの医師に敬愛されている、カナダ生まれの内科医ウィリアム・オスラー(1849-1919)は、「医療はサイエンスに基づいたアートである」という言葉を残した。医学は真理を追求する「科学(サイエンス)」であるが、それだけでは不十分なのだ。発熱した子どもを優しく見守る母親のような「慈しみ(アート)」が必要である。
本書のサブタイトルは「血液診療のサイエンスとアート」である。世界中の多くの医師に敬愛されている、カナダ生まれの内科医ウィリアム・オスラー(1849-1919)は、「医療はサイエンスに基づいたアートである」という言葉を残した。医学は真理を追求する「科学(サイエンス)」であるが、それだけでは不十分なのだ。発熱した子どもを優しく見守る母親のような「慈しみ(アート)」が必要である。
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