文献詳細
文献概要
特集 メンタルヘルス時代の総合診療外来—精神科医にぶっちゃけ相談してみました。 【各論2】総合診療医から精神科医への“ぶっちゃけ”相談集
Q5 職場の人間関係のストレスで、食欲が低下し、やる気がなくなってしまったとのことで、一応適応障害と診断して傾聴と対症療法を続けて、だいぶよくなったのですが、こういう方の職場復帰は、どういう時期に行ったらよいのでしょうか?
著者: 塚原美穂子
所属機関:
ページ範囲:P.991 - P.994
文献購入ページに移動 筆者は、主治医として患者の休職・復職を支援する立場と、企業での精神保健相談と休職・業務復帰の相談の両方を行ってきたが、主治医側と企業の産業医的な立場では取る立ち位置がやや異なる。本テーマは主治医側の対応についてであるが、本稿では筆者の経験を踏まえ、産業保健からの観点も織り交ぜて書いた。
参考文献
1)森田正馬:新版 神経衰弱と強迫観念の根治法.白揚社,2008. 〈森田療法の創始者による神経症の治療、精神の修練法.1926年の古典〉
2)高野知樹:休復職者の現状と実践的な対策.精神神経学雑誌123(2) : 87-93, 2021. 〈休復職者の対応について、網羅的かつ実用的に概観してまとめられている〉
掲載誌情報