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文献詳細

雑誌文献

総合診療31巻8号

2021年08月発行

文献概要

特集 メンタルヘルス時代の総合診療外来—精神科医にぶっちゃけ相談してみました。 【各論2】総合診療医から精神科医への“ぶっちゃけ”相談集

Q8 他院精神科に通院している方で、外来にかぜ症状で来られたのですが、「今、精神科にかかっているけど、話をあまり聞いてくれず薬だけ出して終わりで、これではかかっていても意味がないと思う。こちらで薬を出してくれないか」とのことでした。精神科の処方薬も非常に多いことがあり、その場合対応が難しく、どうしたらよいのでしょうか?

著者: 西依康1

所属機関: 1自治医科大学 精神医学講座

ページ範囲:P.1002 - P.1006

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他者を理解する
 精神医学の仕事とは一般に、他者の内面について理解したり、それに共感したりすることに関わると思われがちである。しかし筆者としては、そうしたことは話半分に聞くのがちょうどいいと考えている。

参考文献

1)Freud S, 1895/芝伸太郎(訳):フロイト全集2—ヒステリー研究.岩波書店,2008. 〈今なお精緻な観察とユニークな着眼点に驚かされる、フロイトの症例研究〉
2)新宮一成:ラカンの精神分析.講談社現代新書,1995. 〈本文で紹介したラカンの伝記を含んだ入門書〉
3)向井雅明:ラカン入門,ちくま学芸文庫,2016. 〈ラカンのより理論的な入門書。さらに関心を持った人に〉

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:2188-806X

印刷版ISSN:2188-8051

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