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オール沖縄!カンファレンス|レジデントの対応と指導医の考えVer.2.0・57
良薬は口に苦し…?
著者: 齋藤洋太1 佐々木秀章2 上原絵里子3 徳田安春4
所属機関: 1沖縄赤十字病院 初期臨床研修医 2沖縄赤十字病院 救急科 3沖縄赤十字病院 皮膚科 4臨床研修病院群プロジェクト群星沖縄センター
ページ範囲:P.1149 - P.1153
文献購入ページに移動患者:70代、女性。
主訴:呂律難、ふらつき。
現病歴:転倒後の左第5指開放骨折にて、当院整形外科へ通院中。来院2日前よりふらつきと眠気を自覚し、来院前日より呂律難の症状が出現した。来院当日の朝に胃液様嘔吐1回あり。同日に当院整形外科の外来を受診し、トリアージにて脳卒中を疑われ、救急外来へ紹介となった。
既往歴:糖尿病、高血圧、くも膜下出血(2001年:左内頸動脈瘤クリップ、脳室-腹腔シャント)、左帯状疱疹(L1〜L2、治療4日目)、左小指PIP(近位指節間)関節開放骨折(創外固定中)。
アレルギー:既知のものなし。
薬剤歴:[常用薬]リピトール® 5mg/日、レザルタス® 配合錠HD1錠/日、フロセミド® 10mg/日、エクメット® 配合錠2錠/日。
[当院皮膚科 来院3日前に処方]バラシクロビル3,000mg/日、リリカ®300mg/日、トフラニール® 10mg/日、ノイロトロピン® 16単位/日、レバミピド®300mg/日、スタデルムクリーム®。
生活歴:ADLは屋内で自立、屋外で杖歩行。飲酒・喫煙歴なし。
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