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特集 日常診療に潜む「処方カスケード」—その症状、薬のせいではないですか? 【各論】
❷不眠—眠れない理由に薬も
著者: 今村弥生1
所属機関: 1杏林大学 医学部 精神神経科学教室
ページ範囲:P.1196 - P.1198
文献購入ページに移動現代社会の3人に2人の成人が睡眠について何らかの問題を抱えていると言われており1)、「不眠」の訴えはプライマリ・ケア診療のなかでも高頻度に遭遇し、その治療のためベンゾジアゼピン受容体作動薬(BZ系薬剤)を含む、何らかの向精神薬を処方する機会は少なくない。しかし、鑑別なき不眠への治療戦略による、不要な薬物投与から次々と副作用が発生する“処方カスケード”に留意する必要がある。
参考文献
1)千葉茂(編著):睡眠の診かた—睡眠障害に気づくための50症例.新興医学出版社,2019.
2)井上雄一:睡眠障害の対応と治療ガイドライン 第3版[内山真(編)],p.174.じほう,2019.
, Apr15, 2022.
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