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投稿 GM Report
専攻医から見た新専門医制度における総合診療専攻医の育成
著者: 大塚勇輝1 小比賀美香子1 大塚文男1
所属機関: 1岡山大学学術研究院 医歯薬学域 総合内科学
ページ範囲:P.1274 - P.1275
文献購入ページに移動総合診療専門医制度が発足した当初は、当事者である専攻医や興味を持つ若手医師から、専門医機構の体制不備や専門医制度そのものの未熟さへの批判的意見も多かったが、この数年間で多くの改革がなされてきたように我々は思う。専攻医向けの説明会が定期的に開催されるようになり、専門医機構と専攻医の橋渡しをする形で、研修医・専攻医支援部会が設置された。それまでブラックボックスに近かった専門医機構内部の議論についても、議事録がインターネット上で公開され、透明性がある程度担保されるようになり、当然のことではあるが研修修了や専門医認定などに関する各種要件や、通称J-GOALと呼ばれるオンライン研修手帳などの研修に必要な細部についても調整がなされた。これまで諸専攻医・指導医の不満と不安の種となっていた“事務局と全く連絡が取れない”という問題についても、現在は概ね解消されたと我々は考えている。専門医機構のウェブサイトとは別に、総合診療専門医検討委員会専用ページも開設され2)、「Q&A」などを通じた専攻医への情報提供も、以前よりは充実してきたと、専攻医である筆頭著者自身も感じている。
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