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文献詳細

雑誌文献

総合診療32巻11号

2022年11月発行

文献概要

特集 不定愁訴にしない“MUS”診療—病態からマネジメントまで 【各論Ⅰ】「症状」から診るMUS Q&A

❶—倦怠感—鑑別のポイントは? 病的な倦怠感とは?

著者: 片岡仁美1

所属機関: 1岡山大学病院 総合内科・総合診療科

ページ範囲:P.1311 - P.1313

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倦怠感を鑑別するには、「病因」と「時間軸」に分けて考えることが必要である。「検査異常を伴うもの」と「検査異常を伴わないもの」へのアプローチの違いも重要である。また、休んでも回復しない、あるいは労働強度に見合わない疲労は、「病的な倦怠感」と考えられる。症状が「1カ月以上」続いている場合には、過労が含まれてくる可能性は少ない。

参考文献

1)奈良信雄:全身倦怠感.福井次矢,他(編):内科診断学 第3版.pp226-230,医学書院,2016.
2)Bates DW, et al : Prevalence of fatigue and chronic fatigue syndrome in a primary care practice. Arch Intern Med 153(24) : 2759-2765, 1993. PMID 8257251
3)片岡仁美:ひと目でわかる疲労・倦怠感at a glance!. 総合診療30(7) : 798-799, 2020.
4)伴信太郎:全身倦怠感.筋痛性脳脊髄炎/慢性疲労症候群.南学正臣,他(編):内科学書 改訂第9版 Vol.1.pp341-342,中山書店,2019.
5)伴信太郎:ME/CFSを疑った時の診断ステップと鑑別診断—「倦怠感」を主訴とする患者の臨床診断ストラテジー.総合診療 30(7) : 809-813, 2020.
6)宮上泰樹,他:問診であぶりだす隠れた慢性感染症.総合診療 30(7) : 839-843, 2020.
7)Liu EJ, et al:Systematic review and meta-analysis of the prevalence of chronic fatigue syndrome/myalgic encephalomyelitis(CFS/ME). J Transl Med 18(1) : 100, 2020. PMID 32093722

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:2188-806X

印刷版ISSN:2188-8051

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