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文献詳細

雑誌文献

総合診療32巻11号

2022年11月発行

文献概要

特集 不定愁訴にしない“MUS”診療—病態からマネジメントまで 【各論Ⅰ】「症状」から診るMUS Q&A

❼—息切れ—診断・鑑別のポイントは?

著者: 岡田宏基1

所属機関: 1宇多津病院 心療内科

ページ範囲:P.1328 - P.1330

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息切れ(shortness of breath)の鑑別は、呼吸器疾患・循環器疾患などの「器質的疾患」によるものと、不安や抑うつなどの「非器質的疾患」によるものとに大別される。この両者は「SpO2」を測定することで大まかに区別が可能である。

参考文献

1)Bozkurt B, et al : Update ; Shortness of breath. Circulation 129(15) : e447-e449, 2014. PMID 24733544 〈息切れについての包括的な解説で、息切れの「メカニズム」を知るうえで参考になる〉
2)Blazer DG, et al : Shortness of breath as a predictor of depressive symptoms in a community sample of older adults. Int J Geriatr Psychiatry 25(10) : 1080-1084, 2010. PMID 20872930 〈高齢者における息切れが、「うつ」の予知因子になりうるとの報告〉
3)岡田宏基,他:初診時に医学的に説明できないと判断された愁訴の香川県を中心とした頻度調査.日病総診誌 17(6):594-601, 2021. 〈MUSと判断される患者の頻度調査で、愁訴別の頻度も記載されている〉

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:2188-806X

印刷版ISSN:2188-8051

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