総合診療32巻11号

2022年11月発行

特集 不定愁訴にしない“MUS”診療—病態からマネジメントまで

【各論Ⅱ】「FSS」の病態とマネジメントCaseつき

❹過敏性腸症候群（IBS）／機能性ディスペプシア（FD）

著者： 三澤拓¹ 笹平百世¹ 塩谷昭子¹

所属機関： ¹川崎医科大学 消化器内科

ページ範囲：P.1343 - P.1344

文献概要

IBSとFDは、「機能性消化管障害（FGID）」の代表疾患であり、器質的疾患を除外したうえで、それぞれの疾患の特徴を捉え、症状に対し必要に応じて生活習慣の改善や適切な薬物療法を行う。

参考文献

1）日本消化器病学会（編）：機能性消化管疾患 診療ガイドライン2020—過敏性腸症候群（IBS）改訂第2版．南江堂，2020.

2）Drossman DA, et al : Rome Ⅳ—Functional GI disorders ; disorders of gut-brain interaction. Gastroenterology 150（6） : 1257-1261, 2016. PMID 27147121

3）Drossman DA : Functional gastrointestinal disorders ; history, pathophysiology, clinical features and Rome Ⅳ. Gastroenterology S0016-5085（16）00223-7, 2016. PMID 27144617

4）日本消化器病学会（編）：機能性消化管疾患 診療ガイドライン2021—機能性ディスペプシア（FD）改訂第2版．南江堂，2021.