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文献概要
What's your diagnosis?[240]
統制がとれません!
著者: 古川智偉1 杉本雪乃1 大矢亮1 藤本卓司1
所属機関: 1耳原総合病院 救急総合診療科
ページ範囲:P.1430 - P.1434
文献購入ページに移動患者:アルコール依存症・肝硬変で訪問看護を利用している48歳、女性
主訴:右腕が暴れる
現病歴:入院9日前から、右前腕が自分の意思とは無関係に動くようになった。腕は肘から先が小さく揺れるように動き、時折つったようになった。頻度は1時間に1回で、1回あたり10秒ほど持続。8日前に近医で低Na血症を指摘され、毎日ビタミン入りの点滴を施行。その後も右前腕の動きは徐々に悪化。6日前には右前腕は“より大きくブンブン暴れるような”動きになり、頻度も1時間に2〜3回に増加、1回あたり20秒ほど持続。3日前より寝ている時以外、右前腕が暴れている状態になった。1日前に右上腕を自分で動かせなくなったため、当院に紹介となった。
ROS(-):発熱、寝汗、頭痛、複視、嚥下困難、構音障害、歩行障害、失神、嘔気・嘔吐、下痢
既往歴:2型糖尿病(インスリンを使用していたが、食事量低下で2カ月前より中止)、アルコール性肝硬変・アルコール依存症(2年前から)、肝性脳症・食道静脈瘤破裂(4カ月前)
内服薬:プレガバリン50mg、ラベプラゾール10mg、ナルフラフィン2.5μg、ロキソプロフェン120mg、ジクロフェナク25mg
アレルギー:レボフロキサシン、蟹、牡蠣
嗜好歴:喫煙10〜20本/日×28年。飲酒4カ月前から禁酒(過去は浴びるほど)
参考文献
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