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特集 レクチャーの達人—とっておきの生ライブ付き! 【第Ⅰ章:カリスマ達のレクチャーの極意 医師編】
❷ちょっと「変」なレクチャーを楽しむ
著者: 藤沼康樹1
所属機関: 1医療福祉生協連 家庭医療学開発センター
ページ範囲:P.1442 - P.1443
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筆者は基本的にフルタイムの家庭医であり、地域医療現場の臨床家であり、家庭医療に関する指導医でもある。そして、医師、医学生、その他の医療介護系職種の方たちからレクチャーを求められる機会が多い。求められるテーマとしては、個別疾患の診断や治療に関するものは少なく、むしろ総論的な内容、領域横断的な問題に関するものがほとんどである。たとえば、「総合診療・家庭医療とは何か?」「地域基盤型医学教育とは何か?」「これからの日本の医療の行く末は?」といった医療論、教育論、政策論に関するものがある。またこの数年、「多疾患併存」「未分化健康問題」「複雑困難事例」「下降期慢性疾患」といった健康問題の構造的特徴に関するレクチャーも求められる機会が増えている。しかし、「高血圧症治療の最近の動向」「めまいの診かた」「うつ病の認知行動療法」といったタイプのテーマに関する依頼については、筆者はお断りしている。したがって、明日からの診療にすぐ活用できる知識やスキルを提供するといったレクチャーはしていない。
筆者は基本的にフルタイムの家庭医であり、地域医療現場の臨床家であり、家庭医療に関する指導医でもある。そして、医師、医学生、その他の医療介護系職種の方たちからレクチャーを求められる機会が多い。求められるテーマとしては、個別疾患の診断や治療に関するものは少なく、むしろ総論的な内容、領域横断的な問題に関するものがほとんどである。たとえば、「総合診療・家庭医療とは何か?」「地域基盤型医学教育とは何か?」「これからの日本の医療の行く末は?」といった医療論、教育論、政策論に関するものがある。またこの数年、「多疾患併存」「未分化健康問題」「複雑困難事例」「下降期慢性疾患」といった健康問題の構造的特徴に関するレクチャーも求められる機会が増えている。しかし、「高血圧症治療の最近の動向」「めまいの診かた」「うつ病の認知行動療法」といったタイプのテーマに関する依頼については、筆者はお断りしている。したがって、明日からの診療にすぐ活用できる知識やスキルを提供するといったレクチャーはしていない。
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