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#総合診療
#書評:誰も教えてくれなかった「風邪」の診かた—感染症診療12の戦略 第2版
著者: 倉原優1
所属機関: 1国立病院機構近畿中央呼吸器センター呼吸器内科
ページ範囲:P.157 - P.157
文献購入ページに移動 今だから言えるが、一昔前は、風邪というのはエビデンスがあってないような診療が当たり前だった。主たる切り口は「抗菌薬が必要か否か」だった。私は感染症に強い病院で初期研修を受けたため、どちらかと言えば珍しい疾患を診ることが多く、風邪診療にわずかな不安を抱えていた。
本書の初版が出版された2012年、風邪の医学書なんて目にしたことがなかった私は、即座に通読した。驚いた。知らないことが山のようにあった。そして、自らの不勉強を恥じた。風邪とは斯くも深い感染症だったのかと痛感した。
本書の初版が出版された2012年、風邪の医学書なんて目にしたことがなかった私は、即座に通読した。驚いた。知らないことが山のようにあった。そして、自らの不勉強を恥じた。風邪とは斯くも深い感染症だったのかと痛感した。
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