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文献詳細

雑誌文献

総合診療32巻3号

2022年03月発行

文献概要

特集 AI時代の医師のクリニカル・スキル—君は生き延びることができるか? 【コラム】

❷身体の「サイボーグ化」は何をもたらすか?

著者: 粕谷昌宏1

所属機関: 1株式会社メルティンMMI

ページ範囲:P.350 - P.351

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Case(仮想)
患者:Aさん、70歳、男性。建設現場の指揮監督者。
現病歴:時は2050年。Aさんは、58歳の時に脳出血で緊急入院し、右手は機能全廃となる前に、脳神経科学に基づいた「手指用ニューロリハビリテーション機器」でのリハビリにより機能を回復できた。その後、定年退職したが、それまで緊張感のある職場で毎日を過ごしてきたAさんは認知症を発症。身体的には健康なものの、認知症により日常生活にも支障が出てきたことから、妻と一緒に来院。この頃のAさんは、物忘れが激しいだけではなく、つい数カ月前まで第一線で活躍していた自分とのギャップから、自分でも制御できない言動をとることが多くなっていた。一方で、現役時代の登録情報を参照したところ意思表示欄で、脳機能障害の際は「BMI(brain-machine interface)治療」を希望していることが明らかとなり、サイボーグ科でBMI施術を受けることができた。

参考文献

1)MELTIN NEWS:順天堂大学とMELTIN,ロボットニューロリハビリテーション機器を用いた 脳卒中後上肢麻痺の治療効果研究について共同研究契約を締結.2020. https://www.meltin.jp/news/478/
2)MELTIN NEWS:シリーズBラウンドで20.2億円を調達し,サイボーグ技術の開発と実用化を加速.2018. https://www.meltin.jp/news/279/

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:2188-806X

印刷版ISSN:2188-8051

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