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文献詳細

雑誌文献

総合診療32巻3号

2022年03月発行

文献概要

特集 AI時代の医師のクリニカル・スキル—君は生き延びることができるか? 【コラム】

❹「オンライン診療」の普及によって医療のかたちはどう変わるか?

著者: 野村章洋12

所属機関: 1金沢大学附属病院 先端医療開発センター 2一般社団法人CureApp Institute

ページ範囲:P.355 - P.357

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コロナ禍のオンライン診療
 約2年前に端を発した新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミックにより、対面診療を原則とする医療サービスの概念の修正を余儀なくされた。日本政府も有事の特例としてオンライン診療におけるさまざまな規制を緩和し、少なくとも電話や情報通信機器を用いた診療に対応可能な医療機関の数は大幅に増加した。結果、これまで遠隔医療とは無縁だった多くの医療関係者を巻き込みながら、慢性疾患患者への電話診察からの処方箋の送付、あるいは初診から遠隔での発熱患者等の診察が行われ、その利点と限界を多くの医療関係者が“自分事”として認識する契機となった。

参考文献

1)厚生労働省:オンライン診療の適切な実施に関する指針 平成30年3月(令和元年7月一部改訂).2018. https://www.mhlw.go.jp/content/000534254.pdf
2)日本医学界連合:オンライン診療の初診に関する提言 2021年6月1日版.2021. https://www.jmsf.or.jp/uploads/media/2021/06/20210603172150.pdf
3)中央社会保険医療協議会:かかりつけ医機能等の外来医療に係る評価等に関する実施状況調査(その2)報告書(案)<概要>.診療報酬改定結果検証部会(第64回)議事次第,2021. https://www.mhlw.go.jp/content/12404000/000860734.pdf
4)binah.ai社(イスラエル):Health Data Platform. 〈AIを活用し、スマートフォンなどで顔を撮影した動画から遠隔・非接触で、バイタルサインやメンタルストレスレベルなど、さまざまなヘルスケアデータを得られる〉 https://www.binah.ai
5)AMI社:超聴診器. 〈AIによる心疾患診断アシスト機能付き遠隔聴診器〉 https://ami.inc

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:2188-806X

印刷版ISSN:2188-8051

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