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オール沖縄!カンファレンス|レジデントの対応と指導医の考えVer.2.0・62
若年女性の発熱・臀部痛…何を考えるか?
著者: 神保智之1 清水徹郎1 徳田安春2
所属機関: 1医療法人徳洲会 南部徳洲会病院 救急診療科 2臨床研修病院群プロジェクト群星沖縄センター
ページ範囲:P.372 - P.377
文献購入ページに移動患者:16歳、女性、高校生。
主訴:発熱、右臀部痛。
現病歴:久しぶりにランニングをした翌日に右臀部に違和感および微熱が出現。土曜日であり症状も我慢できる程度であったため、市販の解熱薬を服用して様子を見ていた。しかし、次第に39℃台の高熱が続くようになり、痛みが増悪してきた。やがて背部近くまで疼痛部位が広がり歩行困難となったため、2日後(月曜日)に当院救急外来受診。
併存症:WPW(Wolff-Parkinson-White)症候群(診断のみ、治療歴なし)。
既往歴:なし。
薬剤歴:なし。
喫煙・飲酒歴:なし。
アレルギー:なし。
食事:最近の外食歴や生肉等の摂食歴はなし。
生活歴:最近の海外渡航歴、ペット飼育なし。
その他:直近の性交歴、妊娠・出産歴なし。生理周期は整、月経量正常。排尿・排便状態正常。
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