文献詳細
文献概要
特集 えっ、これも!? 知っておきたい! 意外なアレルギー疾患 【スペシャル・アーティクル】
❷アレルギーを疑った時に行う検査
著者: 阿部昌文1
所属機関: 1洛和会丸太町病院 救急・総合診療科
ページ範囲:P.492 - P.495
文献購入ページに移動 本稿では、Ⅰ型アレルギーを疑った時に行う検査と、臨床で遭遇する機会の多い、薬剤アレルギー(Ⅳ型アレルギー)におけるリンパ球刺激試験(drug-induced lymphocyte stimulation test : DLST)の意義や有用性について述べる。
まずはⅠ型アレルギー診断の大まかな流れとともに、検査、結果の解釈について説明する。
まずはⅠ型アレルギー診断の大まかな流れとともに、検査、結果の解釈について説明する。
参考文献
1)秋山一男:アレルゲン特異的IgE検査の臨床的信頼性.臨床検査 58(2) : 246-251, 2014. 〈Ⅰ型アレルギーの検査に関して、網羅的に記載されている〉
の有用性を調べた論文〉
3)「食物アレルギーの診療の手引き2020」検討委員会,他:AMED研究班による—食物アレルギーの診療の手引き2020. 日本医療研究開発機構(AMED),2020. 〈食物アレルギー診療のエッセンスがまとまっている〉
4)Caffarelli C, et al : Relationship between oral challenges with previously uningested egg and egg-specific IgE antibodies and skin prick tests in infants with food allergy. J Allergy Clin Immunol 95(6) : 1215-1220, 1995. PMID 7797790 〈幼児を対象にskin prick test、血清特異的IgE抗体検査、経口負荷試験の結果を比較した研究〉
5)安全委員会 アナフィラキシーに対する対応プラクティカルガイド作成WG:アナフィラキシーに対する対応—プラクティカルガイド.日本麻酔科学会,2021. 〈アナフィラキシーに関して幅広く記載されている〉
6)「皮膚テストの手引き」作成委員会:皮膚テストの手引き.日本アレルギー学会,2021. 〈皮膚テストの具体的な方法が詳細に記載されている〉
7)杉原誉明,他:リンパ球刺激試験(DLST)2回目測定の有用性.肝臓57(11)571-576, 2016. 〈薬剤アレルギー患者において2回目のDLSTが有用かを検討した論文〉
8)Pichler WJ, et al : The lymphocyte transformation test in the diagnosis of drug hypersensitivity. Allergy 59(8) : 809-820, 2004. PMID 15230812 〈DLSTのわかりやすい総説〉
9)Kano Y, et al : Utility of the lymphocyte transformation test in the diagnosis of drug sensitivity ; dependence on its timing and the type of drug eruption. Allergy 62(12) : 1439-1444, 2007. PMID 17983378 〈薬疹患者におけるDLSTの推移を調べた研究〉
10)日本呼吸器学会 薬剤性肺障害の診断・治療の手引き作成委員会(編):薬剤性肺障害の診断・治療の手引き.日本呼吸器学会,2013. 〈薬剤性肺障害について網羅的にまとめられている〉
掲載誌情報