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【臨床小説―第二部】後悔しない医者|今と未来をつなぐもの・第25話
未来が見える医者
著者: 國松淳和1
所属機関: 1医療法人社団永生会 南多摩病院 総合内科・膠原病内科
ページ範囲:P.652 - P.657
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進路に悩む西畑は、地域実習を行った山梨県鰍沢の白川診療所を再び訪れ、思いがけず黒野にまつわるある逸話を聞いた。白川鐘春の知己であった故人の甥っ子・向後翠が黒野の双子の兄弟かもしれないこと、さらに翠には未来を見通すような不思議な力があったことを…。しかも翠は現在医師をしていることもわかり、翠(と黒野)への関心が後期研修先に迷う西畑の背中を不意に押した。西畑は、向後翠のいる病院に行くことを決意したのだ。
3月号で【第一部】を終えた。今月からスタートする【第二部】では、東京から長崎は新上五島町、いわゆる五島列島の離島に舞台を変える。今回、内科医となった向後翠の不思議な能力は、「病理診断」「画像診断」にまつわる形で語られる。臨床解説では「検査の限界」が問われる。果たして、向後医師は何を見ているのか?
進路に悩む西畑は、地域実習を行った山梨県鰍沢の白川診療所を再び訪れ、思いがけず黒野にまつわるある逸話を聞いた。白川鐘春の知己であった故人の甥っ子・向後翠が黒野の双子の兄弟かもしれないこと、さらに翠には未来を見通すような不思議な力があったことを…。しかも翠は現在医師をしていることもわかり、翠(と黒野)への関心が後期研修先に迷う西畑の背中を不意に押した。西畑は、向後翠のいる病院に行くことを決意したのだ。
3月号で【第一部】を終えた。今月からスタートする【第二部】では、東京から長崎は新上五島町、いわゆる五島列島の離島に舞台を変える。今回、内科医となった向後翠の不思議な能力は、「病理診断」「画像診断」にまつわる形で語られる。臨床解説では「検査の限界」が問われる。果たして、向後医師は何を見ているのか?
参考文献
1)國松淳和:表9-5 慢性炎症パターンで局在徴候も乏しいうえに、体幹CTで陽性所見がないようにみえるときに考えるべき疾患.不明熱・不明炎症レジデントマニュアル,p311, 2020.
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