文献詳細
文献概要
Editorial
「総合診療」の本来の姿を求めて
著者: 藤沼康樹1
所属機関: 1医療福祉生協連家庭医療学開発センター
ページ範囲:P.683 - P.683
文献購入ページに移動今号の特集は「総合診療」領域の、特に外来診療において、現在重要と思われる分野をセレクションし、私が個人的に信頼しているご執筆者の皆さんの視点から「これは知っておいてほしい!」というリサーチ・エビデンスを3つ紹介していただく内容となっています。
こうした、“○○のアップデート”といった特集は、“○○=(イコール)疾患”になっていることが多いですが、今回は疾患や病態だけでなく、多疾患併存に代表される健康問題の構造的特徴についても取り上げています。これは、「総合診療」という仕事の対象の特徴が、疾患や病態、あるいは検査・治療法などの排他的独自性ではなく、健康問題の構造自体(例えば未分化健康問題や下降期慢性疾患等)にあるからです。
こうした、“○○のアップデート”といった特集は、“○○=(イコール)疾患”になっていることが多いですが、今回は疾患や病態だけでなく、多疾患併存に代表される健康問題の構造的特徴についても取り上げています。これは、「総合診療」という仕事の対象の特徴が、疾患や病態、あるいは検査・治療法などの排他的独自性ではなく、健康問題の構造自体(例えば未分化健康問題や下降期慢性疾患等)にあるからです。
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