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特集 総合診療外来に“実装”したい最新エビデンス—My Best 3 【知っておきたい!Common Disease最新エビデンスMy Best 3】
❶高血圧—厳しすぎる血圧治療と薬物治療偏重、フレイルの低血圧の危険
著者: 名郷直樹1
所属機関: 1武蔵国分寺公園クリニック
ページ範囲:P.691 - P.693
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降圧治療はどこまで厳しくなるのか?
収縮期血圧110mmHgを目指す厳格治療は、130〜150mmHgの標準治療と比べて、心血管イベントが26%少ないというランダム化比較試験の結果が報告された。これは、公衆衛生の視点で脳卒中予防効果が明らかなことを示しているが、個々の患者に対しては、収縮期血圧が130mmHgでも高いという不安を引き起こすだけかもしれない。
降圧治療はどこまで厳しくなるのか?
収縮期血圧110mmHgを目指す厳格治療は、130〜150mmHgの標準治療と比べて、心血管イベントが26%少ないというランダム化比較試験の結果が報告された。これは、公衆衛生の視点で脳卒中予防効果が明らかなことを示しているが、個々の患者に対しては、収縮期血圧が130mmHgでも高いという不安を引き起こすだけかもしれない。
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