文献詳細
Editorial
エコーで“見える”これからの診療の可能性 フリーアクセス
著者: 佐藤直行1
所属機関: 1社会医療法人 かりゆし会ハートライフ病院 総合内科
ページ範囲:P.911 - P.911
文献概要
そこで今回の特集では、「エコーを使って診療する時の思考の幅を広げること」を目的に、今後のスタンダードにもなりうるような比較的新しいPOCUSの活用について、現場の最前線でPOCUSを活用している先生方にご解説いただきました。新しい視点に焦点を当てるため、エコーの入門書でよく取り上げられる部位や病態の解説はあえてあまり取り上げず、正常像の解説についても、見慣れない方が多いと思われる筋骨格系エコーのみとしています。加えて、ポケットエコー機も増えていますので、在宅診療での活用事例も取り上げました(導入に興味のある方はポケットエコー機の紹介コラムp.995もご覧ください)。緩和ケアや教育、救急、病棟・集中治療などの場面に応じた活用も広がっており、本特集から、POCUSが場所を選ばずに医療の質と患者安全の改善に役立っていることを実感していただけることと存じます。
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