文献詳細
特集 こんなところも!“ちょいあて”エコー—POCUSお役立ちTips!
【@外来】
文献概要
エコー検査は対象物の運動の様子をリアルタイムに見ることができるため、関節、筋、腱、滑液包といった筋骨格系の評価に適性が高く、整形外科やリウマチ科で近年広く診療に取り入れられている。国内外の団体が、筋骨格エコー技術を拡充するために研修会などを行っている。欧州リウマチ学会(EULAR)では、オンラインでも学習コースや実地での研修を開催し1)、充実した資料を提供している2)。日本リウマチ学会は、2014年から学会認定ソノグラファーの制度を始め、関節超音波の講習会を各地で開催して、エコー技術の標準化に力を入れている。
しかし総合診療領域においては、筋骨格エコーはまだ馴染みが薄い分野だろう。総合診療において筋骨格系の愁訴を相談される場面は多々あり、筋骨格エコーの技術は役立つはずである。
しかし総合診療領域においては、筋骨格エコーはまだ馴染みが薄い分野だろう。総合診療において筋骨格系の愁訴を相談される場面は多々あり、筋骨格エコーの技術は役立つはずである。
参考文献
1)EULAR : Weclome to the EULAR School of Rheumatology. https://esor.eular.org
2)EULAR : EULAR ULTRASOUND SCANNING GUIDE. http://ultrasound.eular.org
3)Iagnocco A, et al:EULAR Textbook on Musculoskeletal Ultrasound in Rheumatology. BMJ Books, 2016.
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