icon fsr

文献詳細

雑誌文献

総合診療32巻8号

2022年08月発行

文献概要

特集 こんなところも!“ちょいあて”エコー—POCUSお役立ちTips! 【@外来】

❶関節、腱、神経など骨軟部組織の撮像ポイント

著者: 森達男1 花岡成典1

所属機関: 1東京都立大塚病院 リウマチ膠原病科

ページ範囲:P.922 - P.925

文献購入ページに移動
 エコー検査は対象物の運動の様子をリアルタイムに見ることができるため、関節、筋、腱、滑液包といった筋骨格系の評価に適性が高く、整形外科やリウマチ科で近年広く診療に取り入れられている。国内外の団体が、筋骨格エコー技術を拡充するために研修会などを行っている。欧州リウマチ学会(EULAR)では、オンラインでも学習コースや実地での研修を開催し1)、充実した資料を提供している2)。日本リウマチ学会は、2014年から学会認定ソノグラファーの制度を始め、関節超音波の講習会を各地で開催して、エコー技術の標準化に力を入れている。
 しかし総合診療領域においては、筋骨格エコーはまだ馴染みが薄い分野だろう。総合診療において筋骨格系の愁訴を相談される場面は多々あり、筋骨格エコーの技術は役立つはずである。

参考文献

1)EULAR : Weclome to the EULAR School of Rheumatology. https://esor.eular.org
2)EULAR : EULAR ULTRASOUND SCANNING GUIDE. http://ultrasound.eular.org
3)Iagnocco A, et al:EULAR Textbook on Musculoskeletal Ultrasound in Rheumatology. BMJ Books, 2016.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:2188-806X

印刷版ISSN:2188-8051

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?