文献詳細
文献概要
#総合診療
#書評:—内科救急で使える!—Point-of-Care超音波ベーシックス—【Web動画付】
著者: 谷口信行1
所属機関: 1自治医大・臨床検査医学
ページ範囲:P.1003 - P.1003
文献購入ページに移動 本書は、カラーなうえに図や写真が多くてわかりやすく、読んでいてワクワクする超音波検査の本である。その疾患の超音波検査を試みたことのある方であれば、臨床の状況と必要な検査を想定できる記述となっている。動画が豊富についているのもいい。超音波検査を扱った書籍は静止画のみで構成されたものが多いが、本書はQRコードにより手元のスマートフォンやタブレットですぐに動画を見ることができる。
タイトルになっている「Point-of-Care超音波(POCUS)」は、研修医だけでなく、内科・外科をはじめとする多くの臨床医にとって、診療に役立つものである。研修医であれば、現場でPOCUSを行うことで、のちに自分で行わなければならない検査のハードルをだいぶ下げることができるだろう。研修医が修得すべき手技は数多くあるが、なかでもPOCUSはその場で検査を行うことができ、安心して次の診療ステップに進むことができる。ちなみに、POCUSにおいて最近注目を集めているのは肺エコーであり、これは救急や在宅の場面で、肺炎などの肺疾患に加え、左心不全の診断に役立つものである。
タイトルになっている「Point-of-Care超音波(POCUS)」は、研修医だけでなく、内科・外科をはじめとする多くの臨床医にとって、診療に役立つものである。研修医であれば、現場でPOCUSを行うことで、のちに自分で行わなければならない検査のハードルをだいぶ下げることができるだろう。研修医が修得すべき手技は数多くあるが、なかでもPOCUSはその場で検査を行うことができ、安心して次の診療ステップに進むことができる。ちなみに、POCUSにおいて最近注目を集めているのは肺エコーであり、これは救急や在宅の場面で、肺炎などの肺疾患に加え、左心不全の診断に役立つものである。
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