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オール沖縄!カンファレンス|レジデントの対応と指導医の考えVer.2.0・67
“ねこばば”が問題となった1例—頸部リンパ節腫脹を訴える30代女性
著者: 高江洲真1 永田恵蔵1 徳田安春2
所属機関: 1沖縄県立北部病院 内科 2臨床研修病院群プロジェクト群星沖縄センター
ページ範囲:P.1017 - P.1021
文献購入ページに移動患者:31歳、女性。
主訴:頸部リンパ節腫脹・疼痛。
現病歴:1カ月前に悪寒戦慄を伴わない発熱・多関節痛あり。発熱はそれ以降なし。
同時期に、頸部が腫れていることに気づいた。頸部の腫瘤は痛みを伴っており、徐々に腫大してきた。来院前日に顎下にも同様に痛みを伴う腫瘤があるのに気づいたため来院。体重減少・寝汗なし。食事は摂取できている。下痢はよくある。紫外線に当たると肌荒れする。口渇感やドライアイはない。3週間前に温泉旅行に行った。子どもとの接触歴はない。不特定多数との性交渉なし。
既往歴:虫垂炎、手掌多汗症。
内服歴:市販のビタミン剤を内服している。その他、薬剤なし。
家族歴:奇形腫(姉)、肺癌(祖父)、子宮頸癌(祖母)。膠原病・血液疾患・結核の家族歴なし。
生活歴:ADL(activities of daily living)は自立。ペットの飼育歴はない。
嗜好歴:喫煙5本/日、機会飲酒。
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