文献詳細
文献概要
Editorial
「ドリル×ビデオ」の相乗効果で必要なだけスキルアップを
著者: 和足孝之1
所属機関: 1島根大学医学部附属病院 総合診療医センター
ページ範囲:P.1047 - P.1047
文献購入ページに移動総合診療という言葉の定義は、セッティングの違いや臨床経験の差によって、それぞれ少し異なって見えるかもしれない。しかし、これはバイアスである。筆者の経験的には、一度でも一緒に働いてみれば、少し異なって見えた“隣の総合診療”も、実際にはほとんど差がないことが実感できる。一方で、わずかな違いが見つかったなら、臨床現場において、その小さな差分は貴重な学びのチャンスになる。
島根県では、総合診療医を育成するという目標のため、総合診療医・家庭医を中心として、それぞれの違いを乗り越えるべく、出身大学や病院間の垣根を取り払って集い、ヒネラルキーなく活躍する「NEURAL GP network」(p.1060)を構築した。振り返ってみれば、いつの間にか島根は、都道府県別の全専攻医に対する「総合診療専攻医割合」において、3年連続で日本一となっていた。
島根県では、総合診療医を育成するという目標のため、総合診療医・家庭医を中心として、それぞれの違いを乗り越えるべく、出身大学や病院間の垣根を取り払って集い、ヒネラルキーなく活躍する「NEURAL GP network」(p.1060)を構築した。振り返ってみれば、いつの間にか島根は、都道府県別の全専攻医に対する「総合診療専攻医割合」において、3年連続で日本一となっていた。
掲載誌情報