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文献詳細

雑誌文献

総合診療32巻9号

2022年09月発行

文献概要

特集 総合診療・地域医療スキルアップドリル—こっそり学べる“特講ビデオ”つき! 【各論】スキルアップドリル 厳選42選—“特講ビデオ”つき 【救急】

①「院外心肺停止蘇生後」の予後を決めるもの

著者: 田邊翔太1

所属機関: 1松江赤十字病院 救急部

ページ範囲:P.1071 - P.1071

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Case 82歳、男性。食事中に呼吸困難が出現し、意識がなくなったため救急要請。家族による心肺蘇生法が実施されていた。救急隊到着時の初期波形は無脈性電気活動(PEA)。搬送中に、アドレナリン投与と気管挿管が実施された。口腔内には多量の食物を認めたようである。病院到着直後に自己心拍が再開した。自己心拍再開後のバイタルサインは、血圧90/60mmHg、自発呼吸なし、JCS 300。意識消失から自己心拍再開までは20分である。

参考文献

1)Nolan JP, et al : European Resuscitation Council and European Society of Intensive Care Medicine guidelines 2021 ; post-resuscitation care. Intensive Care Med 47(4) : 369-421, 2021. PMID 33765189

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:2188-806X

印刷版ISSN:2188-8051

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