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オール沖縄!カンファレンス|レジデントの対応と指導医の考えVer.2.0・68
関節炎が1つから2つへ増えた時
著者: 伊藤恭平1 與那覇忠博1 新里敬1 徳田安春2
所属機関: 1社会医療法人 敬愛会 中頭病院 総合内科 2臨床研修病院群プロジェクト群星沖縄センター
ページ範囲:P.1123 - P.1126
文献購入ページに移動患者:30代、男性。
主訴:受診3日前からの左手関節痛。
現病歴:受診3日前から特に誘因なく左手関節痛を自覚していた。2日前から痛みが増強、左手首を曲げるとさらに増強し、同部位の腫脹と熱感もみられるようになった。自宅にあったアセトアミノフェンとトラマドールの配合錠(トラムセット®)を服用して様子を見たが、関節痛は治まらなかったため、当院夜間救急外来を受診した。
併存症:不眠症、膵頭部囊胞。
既往歴:急性膵炎、腰椎椎間板ヘルニア手術。
内服薬:ゾピクロン。
生活歴:喫煙:20本/日×30年、飲酒:ハイボール ジョッキ4、5杯/日を毎日。
家族歴:特記事項なし、結核なし。
職業:飲食店経営。
アレルギー:ナファモスタットでアナフィラキシーショック。
review of system:左手関節の疼痛、腫脹、発赤、熱感あり。発熱なし、悪寒戦慄なし、腹痛なし、下痢なし、排尿時痛なし。1カ月以内の受傷歴なし。仕事上、四肢を酷使することはない。
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