icon fsr

文献詳細

雑誌文献

総合診療32巻9号

2022年09月発行

文献概要

投稿 GM Clinical Pictures

内服直後に生じた喉の痛み

著者: 梶原祐策1

所属機関: 1医療法人芙蓉会 村上病院 消化器内科

ページ範囲:P.1127 - P.1129

文献購入ページに移動
CASE
患者:75歳、女性。
現病歴:朝食後の薬を内服してすぐに喉の痛みを感じ始め、当科を緊急受診された。
既往歴:3カ月前から腰部脊柱管狭窄症で通院中。
内服薬:リマプロストアルファデクス(オパルモン®)5μg錠、メコバラミン(メチコバール®)500μg錠、アセトアミノフェン(カロナール®)200mg錠をいずれも1回1錠1日3回、毎食後に服用。
身体所見:身長154cm、体重44kg。体温36.4℃、血圧152/60mmHg、脈拍数100回/分。口腔内に異常なし、頸部に腫脹・発赤なし、呼吸音は清明。
画像所見:頸部単純CT(図1)。

参考文献

1)Limpias Kamiya KJ, et al : Endoscopic removal of foreign bodies ; a retrospective study in Japan. World J Gastrointest Endosc 12(1) : 33-41, 2020. PMID 31942232
2)庄野孝:高齢者における消化管異物(特に義歯,PTP)について教えてください.老年医学54(4) : 365-368, 2016.
3)清水一夫,他:PTP包装シートの誤飲・誤嚥.老年歯医 27(1) : 36-39, 2012.
4)赤松泰次,他:異物摘出術ガイドライン.日本消化器内視鏡学会(監),日本消化器内視鏡学会卒後教育委員会(編):消化器内視鏡ガイドライン 第3版.pp206-214, 医学書院,2006.
5)今井祥吾,他:"ある物"を誤飲したとして来院した80歳代女性.レジデントノート 19(9) : 1547-1548, 2017.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:2188-806X

印刷版ISSN:2188-8051

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?