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特集 COVID-19パンデミック 振り返りと将来への備え 【COVID-19診療・対策振り返り編—新型コロナウイルスが教えてくれたこと】
—臨床❸病院総合診療医—パンデミックにおける「ホスピタリスト」ならではの働き
著者: 安本有佑1 小坂鎮太郎2
所属機関: 1板橋中央総合病院 総合診療内科 2練馬光が丘病院 総合救急診療科 総合診療部門
ページ範囲:P.36 - P.40
文献購入ページに移動米国病院総合診療医学会(Society of Hospital Medicine:SHM)1)は、2017年に改訂した「ホスピタリストのコアコンピテンシー」で、臨床・手技・ヘルスケアシステムのそれぞれについて、ホスピタリストが習得すべき項目を提唱している(表1の黒字)。その多くはCOVID-19への対応に必要不可欠なものであり、臓器・人・病院・地域を横断的に診られる総合診療医は、COVID-19への対応に最も適した存在であったかもしれない。加えて、有事に適応するなかで、コンピテンシーの追加(表1の色字)も生じたが2,3)、われわれ総合診療医は臨機応変に対応できている。
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