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特集 COVID-19パンデミック 振り返りと将来への備え 【COVID-19診療・対策振り返り編—新型コロナウイルスが教えてくれたこと】
—公衆衛生—日本はCOVID-19のクライシスにどう向き合ったか
著者: 高鳥毛敏雄1
所属機関: 1関西大学 社会安全学部・社会安全研究科
ページ範囲:P.51 - P.54
文献購入ページに移動 公衆衛生は、19世紀に英国で、「福祉」と「医療」から独立して誕生した制度である。医療・福祉は問題を抱える人が発生した後で対応するのに対し、公衆衛生には上流にさかのぼって問題が発生する前に対応することが求められている。本稿では、「公衆衛生」の立場から、日本のCOVID-19対策を振り返る。
参考文献
1)高鳥毛敏雄:新型コロナのクライシスが問いかけているもの.関西大学(編):新型コロナで世の中がエラいことになったので関西大学がいろいろ考えた.pp7-23,図書出版浪速社,2021.
2)国立感染症研究所:新型コロナウイルス感染症クラスター対策.IASR 41 : 108-110, 2020. https://www.niid.go.jp/niid/ja/typhi-m/iasr-reference/2523-related-articles/related-articles-485/9756-485r03.html
3)Halliday S : Duncan of Liverpool; Britain's first medical officer. J Med Biogr 11(3) : 142-149, 2003. PMID 12870037
4)厚生労働省:新型コロナウイルス感染症について 国内の発生状況. https://www.mhlw.go.jp/stf/covid-19/kokunainohasseijoukyou.html
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